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Re-Mat ECOLUM 人・企業・環境をつなぐ、リマトの産廃コラム

脱炭素先行地域

2022.08.08

再生エネルギーの地産地消と地方創生を同時に叶えるため、地域の果敢な挑戦が始まっています。第1回脱炭素先行地域に選ばれた地域はどんな未来を描いているのでしょう。

脱炭素先行地域とは

「脱炭素先行地域」 とは、日本の2050年カーボンニュートラルの2030年度目標に向けて、地域脱炭素の実現と地方創生を目指すモデル地域のことです。国は、「意欲と実現性の高い地域をドミノの起点として全国に取組を広げるために施策を総動員する」 としています。

今年1月に実施された「第1回 脱炭素先行地域公募」に、共同提案を含む102の自治体から79件の応募があり、選考のうえ、先進性、モデル性、実現可能性において優れた26の計画提案が第1回脱炭素先行地域に選ばれました。

地域の脱炭素によって目指す効果

地域の企業や自治体などが中心となって、再生可能エネルギーを導入し、エネルギーの地産地消を実現することで、地域に新たな産業と雇用を生み、防災や生活の質の向上などさまざまなプラス効果を生むことが 「地域脱炭素」 の狙いです。

脱炭素先行地域づくりガイドブック
第2版(環境省)の内容をもとに筆者作成

第1回に選ばれた地域の脱炭素計画とは

第1回に選ばれた地域の計画の主体は、市区町村や都道府県などの地方公共団体に加えて、公民学(自治体、企業、大学)の連携や、市町村と企業とNPOの連携などさまざまです。いずれの計画においても、民生部門(家庭部門、業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出を2030年までに実質ゼロにする目標と、日本の2030年度目標と整合する運輸部門などの温室効果ガス排出削減目標とが設定され、それらの達成に向けた具体的なプランとタイムスケジュールが提示されています。全内容を紹介したい衝動に駆られる素晴らしい計画ばかりなのですが、ここでは2つの地域の計画の一部をご紹介します。26地域の計画が環境省のWebサイトに紹介されていますので、ご関心のある方はご覧になってみてください。

第1回選定地方公共団体 計画提案書(環境省)

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