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Re-Mat ECOLUM 人・企業・環境をつなぐ、リマトの産廃コラム

増え続ける 電池火災

2022.08.08

家電製品に非純正のリチウムイオン電池を使用することによる火災事故が増えています。その他にも、何年も前から報じられている、モバイルバッテリー、スマートフォン等が由来の火災事故も無くなる気配がありません。使用済みのリチウムイオン電池に発火の危険があることはご存じのとおりです。消防庁や自治体、関係する業界団体等が注意喚起を続けています。

いまだ増え続けるリチウムイオン電池の火災事故

東京消防庁によると、リチウムイオン電池から出火した火災が東京都内で相次いで起きています。2021年1~9月の間に90件発生しており、前年1年間の件数(104件)を上回るペースで、5年前に比較すると2倍に近づく勢いです。

過去に独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE : ナイト)が発表した情報によると、2013 年から 2017 年の 5年間にリチウムイオン電池内蔵製品の事故は 582 件ありました。2018年2月 に経済産業省は、通達「電気用品の範囲等の解釈について」を改正し、事故が多発していたモバイルバッテリーを電気用品安全法の規制対象として取り扱うことしました。

各方面からの注意喚起の結果、リチウムイオン電池内蔵製品を使用する個人ユーザーや企業ユーザーの一部の間では、製品が使用済みになった時には、電極にテープを貼って絶縁してから廃棄するという予防策が取られています。 電池のタイプに応じた絶縁処置の方法がこちらのサイトに紹介されています。参考になさってください。
一般社団法人JBRC 「安全処置方法」

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